● 歌イビトの記。

 
 
無伴奏・独唱の【歌イビト語ル】こと、タッシー田代が記す、徒然。

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# ありがとう渋谷スターラウンジ






10月2日、 水曜日の夜、 渋谷。



これが、 歌イビト語ルにとっての、  ・・・・ いや、


私の40年近くの、 歌うたい人生においての、 [最後のライブ]。







そう心に決めたステージだった。

そう心に決めて挑まないと、確実に乗り越えられない峠だった。







すでに10月4日のラジオ放送でも言ったのだけれども、

今回の渋谷ライブは、

自分にとって、

これまでに踏み込んだことのない領域に突入しなければならない状況が重なった。



ワンマン公演ではなく、

aya Suekiさんの年イチ企画ライブのゲストとしての出演。

ayaさんが書き下ろした台本と、千葉さんが施した演出。

自分の至らなさで台無しにするなんて許されない。






そういった特別なメニューの公演で、

会場は、渋谷スターラウンジ・・・。

まずここに、己への大きな課題が余儀なく立ちはだかった。






数年前にayaさんのライブを見に来ているので分かっていたが、

実はスターラウンジの地下は、かなりの激しい、

大音量サウンドのバンドが出演するライブハウスだ。



そのため、


床下から、容赦なく、けっこうハードな大音量ロックが、

延々と、ズンズンズンズンと、響いてくる。


その環境下で私は、無伴奏かつ、マイク無しで歌う・・・。


どの歌も、どんなトークも、何もかも、

地下からの大音量が響く中で演じなければならなかった。







加えて、もうひとつの難関は、

ホール内の空調と、演出効果のスモーク・・・・ 。



自分は、オケ無しマイク無しで歌いまくる歌唱法ゆえ、

恐らく一般のボーカルさんよりも著しく呼吸量が多いため、

歌いながらエアコンの排出空気やスモークの化学粒子やらを

大量に吸い込んでしまい、即座にセキこんでしまう(泣)



せっかく良かれと演出して下さっているスタッフさんに、

本当に申し訳なかったのだが、ここは仕方なく、

リハーサルの段階で調整をお願いすることとなった。





さらに、

(・・・・ やはりこれは根がビビリなせいなのだろうが)

観客の99%が、歌イビト語ルを初めてご覧になるという、

絶対的に緊張から逃れられない状況が、

明らかに明らかに、私を追い詰めていた。


時間を追うごとに、プレッシャーを感じ、

しかし無情にも、刻々と幕開けの時刻は迫ってきていた。







ayaさんの、 年イチ企画ライブの、 特別ゲスト出演。



70〜80名の観客ほぼ全てが、 無伴奏・独唱を初体験。



空調などで咳き込みがちになり、 コンディション調整が難航。



それでも初めて出演する、 満員のホールで、 マイクなし。



床下から響くのは、 激しい激しい、 ロックバンドの轟音。






・・・・ はてさて、


どうしたものか。




本番10分前。




ジタバタしても仕方ないので、

深呼吸を重ねて精神統一(これはいつもの所作)。




とはいえ、

こういった状況の中に飛び込むとなると、

並大抵の気持ちで挑んだら、十中八九、トホホな結果になる。





これまでのやり方では、 絶対に無理。

それは明らかすぎるほど、 明らかだった。





ならば、 どうする?




どうすれば、 この恐怖に突入できる?




何を思えば、 この苦難に立ち向かえる?





(あぁ、しかし、もう本番スタートの時刻だな・・・・ )




ついに時計の針は、 あと少しで開演時間に差し掛かる。


半分、 もう諦めて開き直るしかない状況に至った。




・・・・ が、 その時、


場内整理の都合で、


開演が「5分押し」になった。






そう、 今回のライブは、

この「5分」が、 全てを決めたと言っていい。





(まだ5分ある・・・・)




もう一度、 自問自答する。



この悪条件への恐怖突入。



どんな想いで飛び込めば良いのか・・・・。





そしてギリギリのところで、

ふと自分に、 こう尋ねてみた。



『これが自分の “最後のライブ” だとしたら・・・・ ?』






これまで40年近く、 私はずっと夢見て、 歌い続けてきた。


もし今夜の渋谷ライブが、


この40年間の自分の歌人生にとって「最後」なのだとしたら、


こんな本番直前に、いちいち悩んだりしているだろうか?




・・・・ もう次のライブはない!

公演スケジュールとしての予定は入っているけれども、

何らかの理由で「今回が最後」になってしまったら・・・・ !

何らかの理由で、もうステージに立てないとしたら・・・・ !




「自分がメインの公演ではない」とか、もはや関係ない!

「ほとんどが知らない客」とか、気にする必要まったくなし!

「咳き込んで不調」ふざけんな全力でやれよ! 最後なんだぞ!

「地下の店から轟音」なんて、おい! 気にしてる場合かよ!




  いいか、

  よく考えろ。

  最後らしく、

  人生のラストライブとして、

  40年間の集大成を見せてやれ。





・・・・ 全身の血が逆流するような感覚に変わった。




そうだ。


遅かれ早かれ、 オレにも最後のステージがやってくる。


本当にこれがラストになる可能性もある。


ちまちま思案している場合ではない。


もう最後なんだと心に決めて、


どんな悪条件にも立ち向かい、 歌うたいとして燃え尽きて、


悔いのないよう、 全てを出し切って、 そして終わろう。





これが「終わり」なら、 なんだって出来るじゃないか。





・・・・ そう思い直してからは、

信じられないほど、 瞬く間に、

時間が怒涛に過ぎて行った。







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■2019/10/02

 渋谷 Star Lounge


 aya Sueki “NOW on AIR at Star lounge”

 〜 ゲスト出演


 (01) サーカスにようこそ

 (02) 罪深き、我がイメージ

 (03) シュビドゥバの幕開け /with千葉綾乃

 (04) かいぶつネガネガブー

 (05) 素晴らしい君へ


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会場に来てくれていた、

数少ない “歌イビト語ルを知ってる人” の森 律子は、

1曲目の「サーカス」の最中に胸打たれ、涙ぐんだという。


 歌イビト語ルを知らない人たちばかりなのに、

 まだ「心の中でお好きに伴奏つけて」のMCしてないのに、

 サーカスのサビで、会場内でみんな手拍子をしはじめて、

 それが全員ちゃんと、三拍子で・・・!

 タッシーよかったね!って思ったら、泣けてきちゃった。





私は無我夢中で歌い続けた。



私だけには、床下からの轟音なんてまったく聴こえなかった。

聴こえていたのは、お客様のご声援と、

自分の歌声が頭蓋骨にビリビリと響く音だけ。


“最後”なのだから、

全てに対する感謝と、己の過去に対する感謝を、

思う存分、歌に乗せて放出する ・・・・


もう、 もはや、 それしか意識していなかった。




そして、 一度も咳き込むことなく、

全曲を、 全力で歌い切ることができた。









今回の出演の場を与えて下さったayaさんに、

心から、心から感謝するばかり。


このライブがなければ、

私の今後の音楽人生はさらにトホホな日々になったと思う。







共演者の方々、スタッフ関係者の皆様にも、

本当に感謝しなければ。

あれこれとお願いばかりしてしまって恐縮至極、

色々と有り難うございました。



また、サポート守友くん不在の状況ながら、

可能な限り写真を撮ってくれたR.N.ちんや氏も、

めちゃくちゃ有り難うございました。



さらには、

海の者とも山の者とも判らない、この歌イビト語ルを、

最高の歓迎を持って受け入れて下さった満員のお客様!

皆様の大きな拍手と、大きなご声援に、支えられました。

御礼の言葉も見つからないほど感謝しております。

本当に有り難うございました!








そしてそして、今回も大活躍だった千葉綾乃さん。


この機会を与えて下さって、

本当に、本当に、ありがとう、ありがとう、ありがとう。



オファーを頂いた当初は正直、少し微妙な心境だったけど、

こうして、表現者として一番大切なことを気付けたのだから、

もうほんとに、感謝しかないです。









思えば、まぁ要するに、

今さら気付いてしまった、ということなのだろう。


これまでのライブは、一生懸命に頑張ってはきたけれど、

これほどまでに全身全霊ではなかったのではないか・・・・ 。



愚か者としての遅すぎる発見として情けなくもありながら、

しかしようやく目が覚めた、という気がしてならない。





どうせそろそろ先細りしてゆく、 歌い手としての人生。



大ブレークだとか、一躍有名みたいな急展開もありえないし、

結局、歌だけで生計を立てようという長年の夢も叶わぬまま、

むしろ潮時で、今後のライブ回数もたかが知れていると思う。


ならば・・・


与えられた次のステージを “最後” だと意識し、

我が人生の総まとめを、そこに注ぎ込んで、燃え尽きるのみ。



・・・・ やめるやめる詐欺にならないようにしなくては(笑)




というわけで、

次回の公演は、杉戸町・志学会高校の「志音祭 2019」。



私はこのステージを「最後のライブ」と思って、

必死に練習を重ねようと思う。






誰にどう思われようと、

もはや気にする理由はどこにもない。




なぜならもう、 最後かも知れないのだから。







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【今年も出演!】

■10月19日(土) 志学会高等学校

《志音祭2019》


http://shigakukai.ed.jp/


六月年連続の出演!!!
さらに今年もColor Sugarの出演が決定!!!
見逃せません!
!!!

開会10:30
Color Sugar=12:40 歌イビト語ル=14:00
※東武動物公園駅〜会場までの送迎バス有り

東武動物公園駅東口バス停→学校 10時20分 12時30分 13時30分
学校→東武動物公園駅東口バス停 12時00分 13時00分 14時45分

※入場無料









 
| - | - | 16:40 | category: Utaibito's Live |
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Next Live !
【歌イビト語ル】


●トワ金1000回記念ライブ
 歌イビト語ル/真之輔/
 神近まり/フライフラワーズ
 →2019年12月7日(土)
  ※昼13時〜
  ※限定30名様
▼ご予約受付中▼
こちらから!



☆詳細は
公式サイト

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無伴奏・独唱
歌イビト語ル
『人生喜劇ブラボゥ』


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