● 歌イビトの記。

 
 
無伴奏・独唱の【歌イビト語ル】こと、タッシー田代が記す、徒然。

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# リスナー様リクエスト曲で綴る無伴奏ナマ歌ライブ




年に一度のガチウタ企画、 今年で5回目。


逃げ場なしの本番一発勝負、

スタジオで独り、1時間半の、無伴奏パフォーマンス。




八月の最終週に、

リスナーの皆様から寄せられた生歌リクエストより、

歌いまくった生歌16曲。 ・・・・ 昨年比3曲増(笑)






準備は二ヶ月間あったものの、

半分は知らない曲だったため、

「まずは聴いて、聴いて、聴きまくって」の日々。

MISIAもカーペンターズも “知ってる曲” ではあるけど、

自分で歌うとなると聴きまくって浸み込ませるしかない。



毎年いつも「あぁ・・・・ 今回は、やたら大変そうだ」と、

実際のところ準備着手の時期は、必ずお腹が痛くなる(爆)



ただ、

毎年お腹が痛くなるのだけれども、やりぬいた際には、

決まって「経験させてもらって本当に良かった」と思う。



リスナーの皆さんへの感謝とともに、

これもまた「音楽への恩返し」と踏まえ、

まだまだ、まだまだ、まだまだ精進あるのみ。



というわけで、

生放送では時間の制約で言えないことがいっぱいあったので、

皆さんのご感想とはまた別に、

今回カバーした曲について、私なりのコメントをひとつずつ、

己の所感が熱を帯びているうちに、記し残しておこうと思う。



ちなみに、

この放送音源はこちらからお聴き頂ける。

▼「トワ金」ストリーミング試聴ブース
 [2019年10月25日放送音源ページ]
http://tassee-radio.jugem.jp/?day=20191025



是非、上記ページのラジオ音源を聴きながら、

下のコラムをお読み頂くのも楽しいのでは? と思う。



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タッシー田代 単独4時間ナマ放送 特別企画

リスナー様リクエスト曲で綴る

無伴奏独唱、歌イビト語ルの


[スタジオ生歌ライブ]


※カッコ内はリクエストして下さった方のラジオネーム



■1:お家をつくろう/桐谷健太
(カナタ さん)

auのCMで桐谷健太が浦島太郎に扮して歌う曲。
秦 基博が書いたメロディは素朴な美しさがあるイメージだったけれども、実際に歌ってみるとさらにそう感じた。
「ひとりでいつも海を見てた」の歌い出しは、ごく個人的にオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」に結びつけたくなる風景で、これはまさに幼い頃、往来する船をいつも横須賀の港に座り込んでぼんやり眺めていた自分の姿とダブる。
また「家族じゃない、家族みたいな」のくだりは、トワ金ファミリーたちの顔が次々と浮かんできて、スタジオで個人リハーサルをしながら、何度も泣いた。



■2:パプリカ/Foorin
(なるとをとるな さん)

自宅のリビングで、中学三年生になった双子の娘ルリルルがそろって鼻歌しているのをたまたま聴き、あぁ有名な曲なのか、と知る。
ただ、米津玄師の曲であること以外は何も知らない(米津バージョンも未聴)。というより、変に知識をインプットしたくなかったのが正直なところで、情報が無ければ無いほど、己の独創性に刺激が生じる。
コード進行の河を流れるメロディがとてもキラキラとまぶしくて、こういう曲を書ける人がいるんだなぁと、ただただ感心。



■3:羊を数えれば/かしわ
(肉丸君 さん)

日本のHIP-HOPということもあり、私としては縁遠く、それだけに難易度も高かった。
メロディは交感神経で、リズムが血流だとすると、歌詞は「骨」だろうという持論があって、昨今のこういったジャンルに対しては骨抜きの軟体動物のような印象しか持っていなかった。が、歌イビト語ルがやるのであれば、絶対にそこを無視したカバーだけにはしたくない。まずは自分なりに曲の深層を理解しようと努めるところから着手した。
内容的に、その詩的世界をちゃんと伝えようとすれば、このジャンルに距離を置いている人でもきっとわかってくれるだろう。
その結果、R.N.スローライフマムさんから頂戴したFAXに至ることが出来たんだと思う。トライして本当に良かった。



■4:オーダーメイド/RADWIMPS
(あらじゅく100丁目 さん)

自分なりにどう表現すれば良いか、まあまあ困った(笑)が、この独特な知性=これまでの歌イビト語ルには無かった世界観に挑めることは、とても刺激的な冒険だった。
しかし逆に、自分にはこういった素晴らしい感性が欠落しているのだという現実を突きつけられたわけでもあり、しばしの自暴自棄に陥ったこともまた事実。
クリエイティブなサウンド構築、綿密なアレンジ、繊細で奥深い舞台設定などで彩られたこの音楽世界を、どうにかして歌イビト語ルの領域でも醸成したかったのだが、結局のところ、恐らくそれは達成できなかったような気がする。
放送でも述べたが、全長版を聴いて頂かないとドラマの全貌が掴めないので、歌の終わりの最後の一言まで、原曲の方をぜひ、堪能頂ければと思う。



■5:地下鉄の切符切り/セルジュ・ゲンズブール
(DKDHKD さん)

かつては歌イビト語ルの札幌ライブのたびに訪れていたシャンソニエの「ソワレ・ド・パリ」。惜しくも昨年末に閉店となってしまったが、素晴らしいシャンソン歌手の神山慶子さんがママを勤められていたこの店のことは、一生涯、忘れることはないだろう。ソワレでは何度か歌わせて頂いたことがあったが(そのうち一回は私のワンマン公演だった)、慶子さんの歌うレパートリーの中で特に強烈だったのは「バリ野郎」という、やたらとテンポの速い “スピーディーなシャンソン” だった。シャンソンってゆったりとした曲ばかりなんじゃないの?という、完全に勝手な固定観念を見事に打ち破ってくれたのが、その慶子さんの「バリ野郎」で、どうしてパリじゃなくてバリなのかを気にしつつも、いつかは歌イビト語ルでもカバーしたいと思って日本語訳詞を入手しようと・・・・ あれ、それからどうなってたんだっけっか(笑)
とまぁ、前段が長くなってしまったけれども、要するに “速いシャンソン” に挑戦したい想いは、以前からDKDHKDさんには伝えていたところであって、今回はこの「切符切り」で果たせることとなり、実に嬉しい。しかもあのモテモテ中年男ゲンズブールのデビュー作ということで、そこがまたドキドキしてしまうではないか。オレもゲンズブールを歌ったりする歳になったのかと、奇妙な満悦感(笑)・・・・ 昔勤めていた音楽雑誌編集部の、初代編集長に聴かせてやりたいなぁ(完全に思い出話)。
今回のカバーにあたり、DKDさんには函館のシャンソン歌手の方への日本語訳詞&音源提供を仲介手配して頂いた。感謝、感謝、感謝。
時間があれば、ほかの色々なシャンソンを、誰かの日本語ではなく、自分なりの日本語にして歌ってみたい・・・・ という衝動にかられる昨今。



■6:朝日のあたる家/ジ・アニマルズ
(ちんや さん)

この度のカバー曲群の中で唯一、自分自身がよく聴いたことのあるナンバー。
専門学校時代に受けた「ロック史」の講義の中で、“非常に重要な意味を持つ一曲” として紹介されていたのを思い出す。・・・・ なぜ重要だったのかは覚えていないのだが笑笑笑笑
米国のトラディショナル・フォーク・バラードとして有名ながら、作者不詳。現存する最古の音源は1933年のクラレンス・トム・アシュレイのものだというが、・・・・ おぉ、なぜかCD持ってる。
ボブ・ディランが1stアルバムに弾き語りで吹き込んだヴァージョン(アニマルズ版の二年前)は広く知られているものの、もともとディランのそれは当時のフォーク仲間、デイヴ・ヴァン・ロンクのネタだったらしい。てことはロンクが最初にこの曲をマイナー調にしたのか?と思いきや、どうもジョシュ・ホワイト(この人も当時のフォーク仲間のひとり)だったとかフムフム・・・・。
放送内でも言ったように、日本語の部分はちあきなおみ版(元は浅川マキ)に触発され、歌わせて頂いた。しかしながらアニマルズ版も踏襲したかったので、歌詞の主人公が「女性=ちあき版」と「男性=アニマルズ版」の、二種混在になってしまっている・・・・ れ、歴史の集約だと思って頂ければと(笑)
いやしかし、エリック・バードンにしても、ちあきなおみにしても、私の表現力などでは遠く及ばず。あらためて先人たちの素晴らしさに驚嘆し、己の至らなさを痛感するばかり。



■7:東京名所/森ノ里
(山伏R&B さん)

放送で述べた通り、私にとっては最も難易度が高かった。
中途半端に身体に染み込んだ西洋音階が、本来の己のルーツである日本民謡の節回しを邪魔してしまうという、ある意味、痛恨のカバーではないか。
結局どれだけ練習を重ねても、本番までその状態は改善できそうになかったのは予見しており、ならばいっそテキサスの民謡歌手レッドベリーが南部の畑で歌い放っているような雰囲気にするかと開き直った(なので、民謡つながり的な曲順にしたのだった)。
朝起きてすぐ聴いて、出勤途中の徒歩道でも繰り返し聴いて、何度も何度も挑戦してみたが、自分としてはなかなか納得のいく歌唱には遂に至らなかったと思っている。相撲甚句を歌イビト語ルとして表現しきれなかった点で、己の浅はかさを感じ、落胆しきり。しかし、実は反面これこそがこの企画の醍醐味でもあり、挑戦そのものには非常に意義を感じていて、リクエストして下さったこと=この機会を与えて下さったことについては、本当に感謝この上ない。自分の身の丈を思い知ることが出来たし、避けられない課題も浮き彫りになったと思う。




■8:東京ブギウギ/笠置シヅ子
(TAMA さん)


■9:Yeah!めっちゃホリデイ/松浦亜弥
(さっちん さん)

昭和と平成、それぞれの時代を “愛嬌” で魅了した素敵な女性エンターテイナーを、連結させて歌ってみた。どちらも楽しく歌えたと思う。
もう30年前近く昔、まだ高校生だった頃、笠置シヅ子に思いっきり感化されて、「横須賀ブギウギ」という曲を書いたことがある(未発表)。自分がスウィングブギに傾倒したきっかけにもなったのは、こういった「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など一連の “笠置ブギ” だった。それはイコール、偉大なる服部良一が創造したスウィング宇宙への旅立ち。そこには自由があり、無限の奔放さがあり、何よりも無邪気なエネルギーに満ちた音楽が、明らかに存在していた。神近まりちゃんはフライフラワーズで「銀座カンカン娘」を歌い、私もいつかは「東京の屋根の下」なんていう服部良一作品をカバーできたらいいなぁと思っている。大胆に「別れのブルース」もしくは「青い山脈」あたりにトライしてみるのもいい。

そして、Color Sugarのさっちんから無茶ぶりされたのが、こともあろうか、あやや(笑)
当初は若干の違和感も覚えつつ、いやはや、果たしてどう歌えば良いのやら・・・・ と悩んでしまっていたが、他の曲と同様、上手くこなそうという考え自体が無茶だし、ここはもう歌イビト語ルの世界を全開させるしか方法はないだろう、という結論に。
とはいえ歌の練習を繰り返していくうちに徐々に活路が見えてきて、最終的にはめっちゃホリデイな自分がいた笑笑
中三の双子ルリルルは、すでに松浦亜弥というアイドルを知らない世代のようで、二人に「いえ〜♪めっちゃホリデイ〜」と歌って聴かせたところ、「それって、めっちゃ休日ってこと?なにそれ?」というスットンキョウな質問が飛んできたw

なんとなくだが、松浦亜弥はキャラクター的に笠置シヅ子っぽいところが見え隠れしていて、とどのつまり抵抗感が払拭できたのはソコだったんだろうと振り返る。
で、つい先ほど、ちょっと調べてみて、びっくり。
松浦亜弥は2005年に、紅白歌合戦で「東京ブギウギ」をカバーしていた。
私が自分なりの感覚でメドレーにしたのは、あながち的外れではなかったようだ。
大胆に歌えて、めっちゃ楽しかったw



■10:Everything/MISIA
(ねこまんま さん)

この曲も、己の目の前に立ちはだかった難関・・・・
いや、だって何しろ、MISIAなのだから。
今世紀の “歌姫” の代名詞的存在でもあり、誰もがカラオケなどでも親しんでいる超有名曲、しかも自分はぼんやりしか曲を知らない・・・・ という、四方八方を高いハードルで囲まれたような感覚。 ・・・・だって皆さん、『公共電波の生放送でMISIAの「Everything」を歌う』だなんて、かなりの事態だと思いませんか?(笑)
曲の音源を聴くたび、その卓越した天性を持つ歌声に、どんどん突き放されていく思い。聴けば聴くほど遠のいていく、この実力の差。そして痛感する、己の不甲斐なさ、未熟さ。
とにかく、いい格好して上手に歌おうなんて土台無理な話。良く見られようなんてことは度外視して、ならば自分の作品、たとえばサーカスにようこそとか、人生喜劇ブラボゥとか、なんて素敵なことでしょう的なアプローチで表現してみようという、崖っぷちの気持ちで挑むしかなかった。けれども、にしては、本番で逆に気合いが、というか想い入れが強過ぎて力んでしまった感もあり・・・・ ん〜そこもまた難しい(笑)
ただ、今にして思うと、今回のメニューの中ではかなり「歌イビト語ルのライブ」っぽい一面が出たのでは、とも思っている。・・・・なぜだろう。



■11:やさしく歌って/ロバータ・フラック
(神田鯉風 さん)

過去5回の当企画で、同じラジオ局の別の番組のパーソナリティから生歌リクエストをもらったのは恐らく初めてのことではないか(笑)
しかもロバフラの「やさ歌」ときたもんだから、これまたハードルが高い。
ただ、構成が実にシンプルで、まぁ昔から知っていたスタンダードでもあるということで、だいぶスムーズに入って行けた。
とはいえ、これもまた流暢に歌うと絶対的につまんないと思ったので、まずは一定のリズムから完全に解放されることを念頭にカバー。ただし、主旋律の素晴らしさだけは崩したくなかった。
原曲に漂う、1970年代ならではの肌触りが心地よい。まさに、世界中どこでも、ネスカフェ(笑)



■12:ジングル・ジャングル/坪田直子
(あやぴん さん)

今回の掘り出し物といえるナンバー。紹介してくれて本当に感謝感謝。
1970年代半ばに放映されていた石立鉄男主演のテレビドラマ『気まぐれ天使』の挿入歌だったそうで、音源も容易に入手できなかったため、リクエスト下さったご本人に提供頂けた次第。しかしこれがいい感じのディキシー風スウィングで、初めて聴いた瞬間にこれはイケると確信。歌イビトイケる。
坪田直子という女優のことは失礼ながらまったく知らなかったが、動画サイトにドラマの映像があったので拝見(おもしろかった♪)。もともと東京キッドブラザースの団員だったそうで、この曲の作詞も実は坪田直子ご本人とのこと。古きアーリィ・ジャズのエッセンスがいっぱいで、思わずニヤリとしてしまう歌詞。また何と言ってもポイントは作曲&編曲が大野雄二! 石立鉄男のドラマはほぼ大野雄二が音楽担当だったらしいが、「ルパン三世」をはじめ70年代の角川映画の数々は大野雄二の楽曲マジックが満載だった。どおりでイカシた感じに仕上がっているわけだ。自由に歌えて、かなり楽しい思いをさせてもらった。



■13:青春の輝き/カーペンターズ
(ふうふう さん)

原曲の素晴らしさをどうにか損なわないように配慮したが、やはり到底ムリだったようで、しかしそれでもそこに向けて努力できたことが、かけがえのない財産になった。それほど素敵な曲なのだと思う。
歌を求道し続ける者の端くれとして、カレン・カーペンターは絶対的な存在のひとり。生半可な気持ちでカバーすると必ずしっぺ返しを食らう。そのため、細心の注意を払いながら、丁寧に丁寧に、彼女のメロディの足跡を追ってゆく。・・・・が、その美しき歌声は、私のことをどんどん引き離し、とてもその境地まで追い付くことが出来ない(たぶん永遠に無理なのだろう)。
同時に、リクエストして下さったふうふうさんの想いにも、可能な限り寄り添いたく、練習を重ねた。結果としては、独自の採点にすると及第点以下だったような気もするけれど、そのぶん、原曲の素晴らしさが如実に(笑)
それと蛇足ながら、邦題が内容と噛み合っておらず、どうにも居心地がよくなかった。そこで、不躾ながらオリジナルの訳詞をねじ込み、歌わせて頂いた。


■14:僕の人生の今は何章目ぐらいだろう/ウルフルズ
(チャン・クー さん)

放送では、それこそ冗談めかして「オレはもう最終章だと思う」みたいな発言をしたが、あながち冗談でもなく・・・・。
先の渋谷ライブで思い立ち、奮起し、先週の志音祭ステージでも “これが最後だと思って” といった決意で挑んでいる。ライブだけでなく、仕事場でもそうだし、家族との団欒においてもそんな心境で過ごしている。そして例に漏れずこの日の放送も、このスタジオ生歌ライブに対しても、同じ気持ちで臨んだ。「今日が最後の放送になるかも知れない。ならば、どうやる?」と、自分に言い聞かせながらの四時間単独放送だった。
健康状態や精神状態の行き詰まり、といった感覚での「最後」も、まぁ感じていないわけではないけれど、残された時間と機会は、もはや僅かだということを、なんとなくだが悟っている。だから、いつ燃え尽きてもいいように、全身全霊でいく。これ以上たらたらネチネチと生きられるほどの猶予はないわけで、この曲で叫ばれているように、「屁みたいな歌を大きく歌う」しかない。このブログだって、もしかしたら最後の更新になるのかも知れない。
チャン・クーさんはお気付きかと思うが、一箇所だけ、無礼を承知で歌詞を変えた。
「しょうもない 昨日の事」を、「しょうもない すべての事」に変えて、歌わせてもらった。私の人生にむけて私自身が訴えたかった、せめてもの抗議。



■15:生活の柄/高田 渡
(さとちえ さん)

よくぞこれをリクエストして下さった、という心境が、曲を熟聴してゆく中で芽生えてきた。
「眠り」は精神の拠り所であり、しかし、そこにたどり着くことが出来ないという、なんとも言いようのない辛さ。
人生の「秋」に差し掛かった男の、草むらにもぐりこんでしまいたい想い。
どれだけ歩き疲れていても、離脱することを許されず、たとえ靴底がボロボロに破れ、前のめりに倒れてしまう寸前であっても、それでも「眠れないのです」と、歌い手は訥々と訴える。牧歌調の奥に横たわった、人間の心のうごめき。
今回の生歌ライブに備えて、練習スタジオに独りこもってリハーサルを何度か行なったが、一度だけ、どうしても付き合いで数本の缶ビールを飲んでからリハスタ入りしたことがあった。もうクタクタでフラフラだったのだが、その時に歌った「生活の柄」が、それまでのリハで一番よく表現できていたと思う。
原曲は戦前の、まさにカントリー音楽のパイオニア的存在、カーター・ファミリーの「When I'm Gone」で、私がよく聴いたのは六枚組のCDボックスに収録されている1931年(昭和6年!)の5月25日・月曜日に吹き込まれた音源。グループの中心人物であるA.P.カーターによれば、この曲は「一流の死への不安と孤独、はかない愛への思慕を歌った曲」だという。要するに沖縄の詩人・山之口 獏が編んだ放浪の詩と完全一致しているわけで、高田渡は、さすがだなぁと驚嘆してしまう。



■16:人生喜劇ブラボゥ/歌イビト語ル
(スナフきんぞう さん)

私のオリジナル曲を生歌リクエストに選んでくださり、本当に嬉しく、そして感謝の気持ちでいっぱいだ。
もともとPONY時代に書いた曲で、活動の最後のほうの時期に作った。当時は二番までで、三番は存在していなかった。歌イビト語ルでやるようになってから、新たに三番を書き足している。
「人生喜劇」というセンテンスは、ウィリアム・サローヤンが35歳の、第二次大戦中に執筆した小説から拝借した。
人生というものは、ただそれだけで素晴らしい。
あなたを全面的に肯定するために、あなたの人生を心から絶賛するために、私は常に、己の中にある全ての力を注いで、これを歌う。





《付録:過去の生歌スタジオライブでリクエスト頂き、無伴奏で歌った曲の一覧》

▼2015年[第1回]

我は海の子(唱歌)
オール・オブ・ミー(憂歌団ヴァージョン)
大きな古時計(唱歌)
ノーバディ・ノウズ・ユー, ホエン・ユア・ダウン&アンド(ベッシー・スミス)
ワン・モア・タイム,ワン・モア・チャンス(山崎まさよし)
悲しくてやりきれない(フォーク・クルセダーズ)
愛燦燦(美空ひばり)
カサブランカ・ダンディ(沢田研二)
真っ赤な太陽(美空ひばり)
銭弗ソング(白木みのる)
僕の知らないところで(EM-QLUB)
“私の心”の物語(PONY)
ジプシー・ボーイ(EM-QLUB)
追風(EM-QLUB)
曇りなき空 〜“三通の手紙”より(歌イビト語ル)

▼2016年[第2回]

街の灯り(堺正章)
LOVE LOVE LOVE(Dreams Come True)
つじつま合わせに生まれた僕ら(amazarashi)
マネー(ザ・ビートルズ)
ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー(サム・クック)
月に雫を 〜 雨(神近まり)
グランド・パパ(EM-QLUB)
イエスタデイ(ザ・ビートルズ)
君の友達(キャロル・キング)
ウィーン(ビリー・ジョエル)
けろっこデメタン(堀江美都子)
ムスタファ(チャランポランタン)
硝子の少年(KinKi Kids)
瞳はダイアモンド(松田聖子)
《新曲》古いレコード(歌イビト語ル)
素晴らしい君へ(EM-QLUB)

▼2017年[第3回]

東京キッド(美空ひばり)
人間の証明のテーマ(ジョー山中)
誰もいない海(トワ・エ・モア)
恋は愚かというけれど(ビリー・ホリデイ)
アローン(アラン・ウォーカー)
イヨマンテの夜(伊藤久男)
青春の旅立ち(ヒデ夕樹)
R.Y.U.S.E.I.(三代目J Soul Brothers)
諸君(森山直太朗)
青雲のうた(森田公一)
ブラックバード(ビートルズ)
翼をください(赤い鳥)
★歌イビト語ルメドレー 娯楽の殿堂/どこへ行っても呑めない時代/スペード・ダイヤ・クローバー・ハート/罪深き、我がイメージ/オールド・シネマ・パラダイス/夢のティン・パン・アレイ/やさしいうた

▼2018年[第4回]

アンマー(かりゆし58)
ノーダウト(OFFICIAL 髭男 DISM)
君の知らない物語(SUPERCELL)
グッドタイム(アウル・シティ&カーリー・レイ・ジェプセン)
想い出のサンフランシスコ(アンディ・ウィリアムス)
イングリッシュマン・イン・ニューヨーク(スティング)
エブリバディ・イズ・ア・スター(スライ&ファミリー・ストーン)
家族の風景(ハナレグミ)
リンゴの唄(並木路子・霧島昇)
ビッグ・スター・ブルース(サザンオールスターズ)
走れ正直者(西城秀樹)
ありがとうの歌(水前寺清子)
サンキュー・ベイビー(ゴダイゴ)

▼単発[生歌ヒポポタマス]

キミを忘れないよ(大原櫻子)
酒は涙か溜息か(藤山一郎)
ナンダカンダ(藤井 隆)
小さな恋の歌(MONGOL800)
天城越え(石川さゆり)
ストックホルム・シンドローム(ワン・ダイレクション)
壊れかけのレディオ(徳永英明)
世界はあなたに笑いかけている(リトル・グリーン・モンスター)
アンパンマンのマーチ(ドリーミング)




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【夢の企画が実現!限定30名様/ご予約受付中】

 ■12月7日(土) 鴻巣 西洋料理メイキッス

《歌イビト語ル+神近まり+真之輔+フライ・フラワーズ in鴻巣》




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 12:00開場/13:00開演
 3000円(1プレート付き)※限定30名様/当日精算

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Next Live !
【歌イビト語ル】


●トワ金1000回記念ライブ
 歌イビト語ル/真之輔/
 神近まり/フライフラワーズ
 →2019年12月7日(土)
  ※昼13時〜
  ※限定30名様
▼ご予約受付中▼
こちらから!



☆詳細は
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無伴奏・独唱
歌イビト語ル
『人生喜劇ブラボゥ』


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