● 歌イビトの記。

 
 
無伴奏・独唱の【歌イビト語ル】こと、タッシー田代が記す、徒然。

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# ビートルズとウルトラマンと私の7月

 


7月がやってきた。


今年はビートルズ来日50周年とのことで、色々と盛り上がりをみせている。




ビートルズの日本滞在は、1966年の6月29日から7月3日まで。
その期間、日本はビートルズ旋風で大騒ぎだったそうだ。
どれだけの騒ぎだったかは、私なんかがここで書くより、専門サイトの膨大なエピソードをご覧いただいたほうが良いと思う。




当時の記者会見場となったのはヒルトン・ホテル(現キャピタル東急ホテル)地下の「紅真珠の間」。
余談ながらこの25年後、音楽雑誌編集の仕事をしていた私は、ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトンの来日公演の記者会見時、同じ会場=この伝説の会見場に立ち入ることができた。記者席の最前列に陣取り、ジョージとクラプトンの姿を目の前でガン見したっけなぁ笑笑笑笑!


さて、

そのビートルズ来日の盛況から2週間後、日本のお茶の間のテレビの中に、革新的な、永遠のヒーローが誕生した。

ご存知『ウルトラマン』だ。




もはや知らぬ人はいない特撮空想番組。
50年以上もの間、今もなおシリーズが継続している(派生シリーズでギネス認定)。

特別番組の「ウルトラマン前夜祭」が7月10日の放映。
記念すべき第1話の「ウルトラ作戦第一号」が翌週7月17日。
さらに、あのバルタン星人が衝撃的な “地球デビュー” を果たした第2話「侵略者を撃て」が、7月24日のことだった。





そしてその日、

私が、この世に誕生した。



ビートルズが来日し、ウルトラマンが始まり、私が生まれた「1966年の7月」。

当時は戦後20年を経て、高度成長に拍車がかかり、まさに「時代が音を立てていた」ような勢いの日本。

そんな時代に、私の産声は上がった。


50年間の歳月にしごかれ、波乱や紆余曲折の果てに、まもなく私は、節目の時を迎えようとしている。

祝ってもらおうだなんて、ちゃんちゃらおこがましい。

むしろ菓子折り抱えて、世話になっている方々に感謝の挨拶回りをしたいくらいだ。



引き続き私は独り、 伴奏なしで歌唱する者として、

今を懸命に生き続け、 世の中の役に立つことで、

音楽への恩返しを、 ただただ実践していきたい。



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