● 歌イビトの記。

 
 
無伴奏・独唱の【歌イビト語ル】こと、タッシー田代が記す、徒然。

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# ゴジラ上陸(前編)

 


▼ ゴジラ



巨大な巨大な怪物が、


放射能の閃光を吐きながら、


こっちに来る。




原水爆の開発実験の過程で誕生した、


人類に対する制裁の権化が、


突如として、この日常に、姿を現した。




二本足で動く、生きている核兵器。


慈悲も情けも無く、全てを破壊しながら、


こっちにやって来る。





その恐怖。





昭和29年(1954年)の『ゴジラ』である。






私なんかが生まれるずっと前に作られた、

白黒の、今から62年も前の、第1作目のゴジラ。


映画として、特撮技術として、

多大な衝撃と影響力と意義を持った作品。


初めてビデオで拝見した時の驚愕は忘がたい。

怪獣映画というよりは、恐怖映画にも近い、

とてつもない戦慄を覚えたものだ。






以降も多くのゴジラシリーズが作られたが、

時代と共に娯楽性が前面に出て、

私がリアルタイムでゴジラ映画を体験する頃には、

良くも悪くも、子供向け化が急速に進んでいた。

やがて幾度かのコンセプト見直しがあり、

ハリウッド版などの紆余曲折を経て、近年に至る。



ひとこと“紆余曲折”とは言っても、その年数にして60年以上。

娯楽映画の遍歴としては、非常に稀な例なのではないかと思う。



どの作品にも善し悪しあるが、

ただやはり、個人的な想いとしては、全ての要素において、

第1作目を超えるゴジラ映画はない。

その確信は今後もずっと変わることがないだろう。




▼ シン・ゴジラ


前述に断言した通り、

「第1作目を超えるゴジラ映画はない」のだが、

しかし遂に、それに「肉薄する作品」が、登場した。



庵野秀明の脚本・総監督による、

現在公開中の『シン・ゴジラ』だ。






公開日の翌日に、いても立ってもいられずに拝見。


劇中、

自分の身体の武者震いを感じたほど、

過去に例のない、非常に見応えのあるゴジラ映画だった。



ずっとずっと、

何年も何年も待ち焦がれた、

「第1作目に限りなく近いゴジラ」を、

遂に「新作」として、

劇場で観ることができたのだ。



自分が生きている今の時代に、

まさに今の時代を背景とした、

「第1作目ゴジラ」の、現代版。



この願望を、

いったい何年の間、

我が胸に抱き続けたことか・・・。



私はエヴァンゲリオンを一作も見たことがなく、

そちらに関しては何の知識も持ち合わせていないし、

庵野氏がどういった遍歴で今日に至っているのもよく知らない。

が、庵野氏監修による4年前の「特撮博物館」には出向いていて、

当時の私はかなりの驚きと感動を覚えた。


「特撮博物館」の密度と徹底さとこだわりの深度は尋常ではなく、

当時は連日の満員御礼、入場まで数時間待ちという盛況を呼んだが、

何と言っても私が感銘を受けたのが、過去の東宝特撮作品をはじめ、

ウルトラQや初代ウルトラマン/セブンなどを作り上げた、

その先人へのこの上ない敬意が、展示品の隅々に滲み出ている点だった。


それだけに、この『シン・ゴジラ』については当初から期待していた。


特撮も脚本も役者も、すべて濃厚で、期待を損なわない映画だった。
(石原さとみについては別途後述w)



ラストシーンの直後に突如流れてきた曲にも、心が打ち震えた。

そこいらの流行歌手が書き下ろした陳腐なイメージソングなどでなく、

あえて第1作目の、名高き伊福部テーマが使われたのだ。

あの楽曲の、とてつもないサウンドを、最高音質・大音量で流し、

堂々と「今の時代の観客たち」にむけて、滝のように浴びせたのである。



・・・映画のパンフレットの表紙をめくると、

庵野氏の言葉で『シン・ゴジラ』を引き受けた経緯が書かれてある。


   過去の継続等だけでなく

   空想科学映像再生への祈り、

   特撮博物館に込めた願い・思想を具現化してこそ、

   先達の制作者や過去作品への恩返し であり、

   その意思と責任の完結である、という想いに至り、

   引き受けることにしました。



・・・第1作、および過去の良質な要素に敬意を払うと共に、

近年の大衆拝金映画の慣例を払拭し、

『シン・ゴジラ』という映画は、

「先達への恩返し」を果たしたのだった。




・・・と、まぁここまで前編としては、

映画『ゴジラ』と『シン・ゴジラ』についての話に終始したが、

後編は、非常に関連性の深い原爆、放射能、核兵器などについて、

ゴジラを引き合いにしつつ、書き進めたいと思う。


                         <以下次回>



▼(余談)石原さとみ

『シン・ゴジラ』では、
大好きな石原さとみが、大好きな石原さとみのまま、
けっこうチンプンカンプンな役を演じているのだけれど、
どうもそれに限ってだけは全力で許せてしまって、
ゴジラ映画の鑑賞中なのにも関わらず、なぜかふと、
「大好きな石原さとみが今、スクリーンに出てるんだ」
という状況に、単に酔いしれている自分がいたwww
とにかく彼女だけが「劇中の登場人物」という感じではなく、
終始もろに「石原さとみ」その人だったところが、なんかウケた。
逆に彼女の存在が、映画を独特の味わいにしている気さえする。
だって好きなんだからしょうがないじゃないか(笑)



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